にわか雨も止んだ先日の午後。上流側から吹いていた2~3mの風も徐々に収まる傾向にあり、日差しにも恵まれた絶好の撮影状況になったのだが、通常の午後は状況が悪化する事から、こんな時に限って午前のどんよりとした曇り空の下、既に終えていたログネスによる本編HP用の映像は完全に裏目に出てしまったものの、どの道キャストは相変わらずヘタッピ~のままで取り敢えずは一年振りに差し替える事は出来た。(笑)
そうなると後はシングルハンドも・・・と欲が湧き、視認性の悪い青色のラインでも鮮明に見える背景が暗い箇所を探しつつも、傾き始めた太陽を確認しながら気持ちは焦るばかりで意外と無い。
そこで予ねてから目を付けていたのが 翠の洞 から少し上流へ移動した地点の流れ込みで対岸には護岸を守る竹林が植えられ日陰を作りだしているのだが、問題としては橋も近く人も多く集まる事と川幅が狭い事でも幸いにもこの時は人もまばらで水量も多く流れは普段よりも1.5倍程は増している。
こうして撮影したのが下の映像で近頃使っているニコニコ動画では画質が悪い事から急遽、久し振りにユーチューブを使い、ついでに和風のBGMにして見たものの、本来シングルハンドの左投げを世界へ公開するには今暫く温存する予定でこれでは右のキャスト映像を反転させた疑いを抱かせる。(笑)
また対岸の影に入るには少々川の奥まで立ち込む必要があり、結局は川の幅が不足しキャスティングとしての見所も制限された30度程の角度変換しか出来ず、ここで一番困るのが元々90度付近の角度変換を前提とするダブル・スペイ。
通常通り下流に延びたラインを真っ直ぐリフトし、そのまま切り替えして飛ばすにはアンカー等との位置関係が崩れてしまい満足なキャストも困難になる事から今回はスナップ・Tの如くライン先端側の方向を変えた後にスィープしてシュートしているのだが、何を隠そう~、実はこのチョイ技が生まれた切っ掛けは反転式だった・・・・とプチ自慢しても客観的に見れば、やはりスナップ・Tの応用と言うベッキー!だな。(笑)
そして最後にはユーチューブでお馴染みのグルグル・スィープ、正式にはスパイラル・リフト?と呼ぶのかはカスカペディア??で調べても定かでは無いものの、これは久し振りにも係わらず結構無難に処理出来て一安心!。嘗て、これも左腕では無理なのかぁ~!とも思えたが、予想よりは意外と簡単で一見した所はまるで新体操的なトリック・キャストである事から 「 あんなものは見せ掛けだけで意味がない!。」 と思う人がいたとしても、実は結構有効な方法で確かに必要以上廻してしまえば結局はパフォーマンスに過ぎず、その限度としてはヘッドの長さ等で変わる可能性もあるが恐らくは3~4回転。
開始の1~2回転でラインを跳ね上げ、ここから回転幅を徐々に広げ、加速を高めた3~4回転目でアンカー打ちを行なうのが適し、これ以上行なうと回転する円も大きく、この時のライン位置も接近し過ぎてしまうものの、先の要領で行なえばアンカー時のライン・スピードが高くジャンプ・ロールは勿論、スネーク・ロールも速い為、強いシュートをも楽々可能としジャンプ・ロールよりもランニングラインのオーバー・ハングは短くとも飛距離面も遜色ないのは、この映像からも解る筈でも、本来は実践するのが一番!。 インターネットの世界等でも頻繁に見掛ける特定のキャストを理解すらせずに無闇矢鱈と毛嫌いや否定する等の発言は率直に言って愚の骨頂。
今やダブル・スペイやスネーク・ロールに加え、アンダーハンドにスカジット、ペリーポーク、はたまたシューティング・スペイ等々と色々あって益々面白い。一人、朝から晩まで一日中練習しても全く飽きない所か、魚釣りと同じく時間は瞬く間に過ぎ行くのは複数のキャストが存在するからこそであって、一つ二つのキャストだけでは忽ち飽きて行き詰ってしまい、挙句の果てにはヨレヨレのまま兎に角釣りがしたいと思うだろう。
以上、偉そうに延々ほざいていても色々と悔いも残り、まだまだ練習不足。この映像には無い旋回式(ペリーポーク)やダブル・スペイはフォールのタイミングも今一つ合致せず、そして何と、この時は右のキャストが全く狂ってしまい一度失敗すると次の一投を早く行いと言う気持ちが働き再び失敗、仕舞いにはビデオカメラのバッテリー切れやら迫る日没に益々焦り始めて半ばパニック!?と言う情けない事態に陥り、敢え無くボツ・ネタと化したその原因は・・・、当日受けたアンカー側からの風と慣れない早い流れに加え、前回の通りダブルハンドのフォームした鎖骨を上げる動作が影響していたと思えるとは如何にも都合の良い言い訳で要するには修行が足らない事に尽きて、喝~ッ!!。
そんな訳で、当の本人も納得が行かず、4月の第一週も今一度練習としてしまうかも知れないのだが・・・、映像の通り 飛翠工房 へ注文していた新たなロゴマークが漸く完成し、来年度からは 飛 翠 の紋章を一新する。(笑)