前回の反省を踏まえて望んだ左の反転式は先日の練習でも改善されず、その最大の原因は立ち込みが浅い状況から畳んだヘッドを引き剥がしながらスィープする感覚が掴めていない事にあると感じられ、そこで一旦、細長くヘッドを畳む事も可能である十字反転式から取り掛かった。
本来、十字反転式は抜上式の代用とし、左岸の場合では右のキャストではあるもヘッド全体を空中へ舞い上げる事によって180度の一発角度変換が可能で応用範囲も広く、膝下程度の浅場では反転式よりも遥かに扱い易い事をシングルハンドから学んでいた為で一先ずは、これによって粗改善傾向だが、何故か次には上側のグリップを押してシュートする癖が再発してしまうと特定の筋力には相当の負担を掛けてしまっていた。
そこで今度、再び下側のグリップを引く練習へと移る羽目となり、ここで思い起こしていたのはシュートで引くにはスィープで押す事の反動でもあったと水面上のヘッドを引き剥がす際から下グリップを握る右手に意識を置きながら暫く続けていると漸く元に戻ってはいたものの、今考えると夢中で投げている釣りの期間中、ふと気が付けば押し出してシュートしていた場面が大半で常に筋肉痛だった様にも感じられた事でも、こうした方法は実に楽でログネスの様なロッドで何時間続けてもキャスト自体は殆どに苦にはならず、最も疲れるのはリフト、それも沈んだヘッドを引き抜く瞬間だと思える。(笑)