ウィンストンSpeyからログネスを持ち出した先日午後の本流。
ふと、ここからウィンストンSpeyに使っていたAFS4.7mボディのヘッドをログネスでキャストすると少々軽いのではないかと思いっていたが、何と全く違和感無くシュート出来る事が判明した。
このAFS4.7mボディ部分の重量は凡そ23~24gで以前にガイドラインの4.5m、23~24gで試した際には重量不足からか納得の出来るキャストには至らなかったものの、同等であるAFSがこれを払拭させたのは恐らく後端寄りの重量が増してあるテーパー形状にあると考えられ、購入時の予想通りAFSが最大のお気に入りになったのだが、後はタイプⅡ・タイプⅢの登場に期待したい。
こうして、この新たな組み合わせを楽しみながら広大なプールを釣り下っていると中型カゲロウの頻繁な流下と共に背後で何かがライズした様な音を聞き、ここから取り付けてあったタイプ6のティップに派手なチューブフライからタイプⅠのティップ + 地味な6番と10番のフライからドロッパー仕掛けに交換と言う柄にも無い選択をしていた。
ログネスでこんな小さなフライをキャストしたのも初にしてドロッパー仕掛けも初めてだった事に加え、ここ右岸から更に下流から吹き上げる風が強くなり、左からのキャストしか許されない状況下ではリーダーを絡ませてしまう等のトラブル続発が懸念されたが、全長9m程度のヘッドも手伝ったのか既にこうした心配も全く無用となって手返し良く軽快に釣り続ける事が出来ていた。
水温は14℃もあり、この時期としては高めの印象で時折小魚がフライ小突いている様な振動が感じ取られるものの、やはり待ち侘びるズシリとした感触は何度キャストを繰り返しても一向に伝わって来る事はなく、長時間の深いウェーディングと正面から風に晒され気温こそ夏日に達してはいても日が傾き始める頃には身体が冷え切ってしまい早上がりでもするかと考えている内、スィング終了間際のヘッドが突如停止しモゾッとした感触がロッドか伝わった。
しかし、じっと暫くその場を微動だにしない様子からも直ぐに巨大な鯉か何かの類だと思い、つい短気を起こしてランニングラインを少し送り出した程度で安易なフッキングを試みると、相手は驚いたのか突如猛烈な疾走を始め、凄まじい逆回転から白煙の上がるリールより全てのバッキングラインを瞬く間に引きずり出して遥か下流へと消え去った。
なァぁ~んて事は無く、その場から首振り2~3回で直ぐに逃げられてしまい関東の平野部という場所柄でも、やはり鯉だった。(笑)