以前、入手したAFS・S1の9/10。これは本来
友人 用に購入した物だったが、その後端は10/11と同等の重量であった事が判明すると、変人は我儘を言い放って彼から譲って貰い先日の練習で使っていた。
これは切断せずに、一旦このまま使う選択肢もあったものの、どうせ最終的には改造を加えてしまう為、毎度の如く後寄り5.5m付近で切断しようと考えたが、AFSの後端には20cm程度の極短いテーパーが設定されており、この部分が1mもあれば躊躇無く切り落としてしまうも今回に限ってはこの部分を残した5.7mで切断すると検証時の予定通り25gとなり、これに練習用でもある9番・9gのタイプⅠを4.5m接続した全長約10.2mの改造ヘッドとした。
当初、未だキャストフォーム改造中の変人には、これまで使っていたガイドライン10/11の改造ヘッドとの違いは全く感じられなかった上、元々こうした道具やラインの違いを気にする性分でも無い為、ただ単に、これでも問題もなくキャスト出来る事に安心した程度だった事から何時しかこの件も忘れ延々と練習に没頭していたのだが、やがて何等かの違いを感じ取ると、ふと普段とは違うヘッドを使っていた事を思い出していた。(笑)
ガイドラインのフーバーに比べると色合いによって視認性がいいのは、まぁどうでも良い話でも、曖昧な表現をすれば殆ど同じ重量でありながらも若干軽い印象で何か投げ易い印象がある。これはDループの形成、そしてシュート後のループでもヘッドが勝手に展開し自ら回転して行く様な感覚が極僅かながらも感じられるが、 ほんの4~5年前迄使っていたオーバーヘッド用のヘッドに比較すれば革新的に進歩した実に扱い易い商品と言える。
スィープからDループ形成時、ここでのロッド操作は下から上に向かって円を描く格好になるが、恐らくはヘッド後端の寄りが徐々に重い事によって後ろ側からフワリと舞い上がる感覚で行い易い感覚があり、 またシュートでのロッドは飽く迄も上から下に向かって振り下ろす為、ここでもヘッドの後端が重い事で坂道からボールが転がり落ちるが如くループが上から下へ自ら回転しながら滑らかにスーと飛行している様な不思議なイメージがあったのはリア・テーパーも少しは影響しているだろうか。
但し、これは改造も加えてしまっている上、どれもガイドラインやスカンジナビアンST等と比較した極めて微かな印象でしかなく、もしや変人の勘違いである可能性もある。
よって、このAFSだけが特別優秀にして、これを使えば劇的に何かが変わる訳でもないし、勿論特別に飛距離が延びる訳でも無い為、これらも一種の信仰に過ぎず何の道具でも好みで選択すれば良いとは思う。
それでも、まぁ下馬評通りに良いヘッドである事には間違いは無いと思えたから、変人も更に暫くすると 「 やっぱり、A F S はエェ~!!。」 等と騒いでいるのかも知れない。(笑)