正月の連休中、凡そ8ヶ月振りに何時もの本流を訪れていた。
この時期、流れは渇水気味で荒涼として殺伐とした風景は相変らずだったものの、長らく徒歩でも横断可能な練習場所の川とは違い巨大で圧倒される。
右岸に堆積した多量の砂は手前側だけが流され明らかな中洲へと変貌し、水深としては少し浅いが幅は広い箇所で20m程あり何らかの魚が潜んでいても不思議ではない雰囲気を持ち、数ヶ月先の本格的釣りの時期には一体どんな様相へと変化して行くのかが全くの予測不能だ。
また、この中州によってダブルハンド・ロッドには不満が残るが一箇所で右岸左岸のキャストが可能で練習としては都合が良く、今後は練習場所もここへと移してもいいのだが、毎回毎回単なる練習で訪れるには些か遠く感じてしまう。
それにしても、川でも湖でも、その規模が大きければ大きい程、より一層の魅力を感じるのは変人だけではない筈だ。